卒業生OBからのメッセージ

 

応援団で学び成長して社会に飛び出したOBは約300人、一人ひとりの熊大応援団への想いは違っていても、共通する想いはあります。大学4年間で学ぶだこと、学問よりも応援団生活で学んだことが多かったという声も聞きます。でも、やはり第一は学問、そして2番目に輝くものが学生生活を決定づけると思います。現役学生にOBからのメッセージの一部をお届けします。

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「元気」「勇気」「笑顔」          
チアリーダー部初代キャプテン
               K.NAHOKO

約13年が過ぎようとしていますが、ただチアに夢中で過ごしていた日々がついこの間のことのように思い出されます。
私がチアリーディングと出会ったのは、高校生の頃です。目をキラキラさせてステージに立つチアリーダー達に圧倒されました。

⇒(写真)新生応援団のチアとリーダー部の仲間たち

 

「かっこいい!私もやりたい!」と思い、大学受験を終えた春、市内で活動する社会人チームに入部しました。社会人チームでの練習は想像していた以上に厳しいものでした。それでも、初めて大会で演技をした時、観客も他のチームのメンバーも一緒に声を出し、会場が一体となる感覚に感激しました。

しかし、社会人チームには熊本大学の学生は私1人きりだったため、熊本大学の学生を増やしたくて友達にたくさん声をかけました。数ヵ月後に3人が入部し、私を含め熊本大学の学生は4人となりました。それが初代チアリーダー部メンバーとの出会いです。私たちは社会人チームで練習を重ねながら、「熊本大学にもチームを作りたいね。」と話すようになりました。

そして、同好会や部活として活動するため体育会本部に相談する中で、体育会本部役員の方から、応援団が復活すること、その応援団でチアリーダー部として活動しないかというお話を伺い、応援団部とともに、チアリーダー部BLAZESとして活動することになりました。


新生応援団2年目には、私たちにも後輩ができました。合宿では、応援団部とチアリーダー部で一緒に練習をしました。その演技は、熊粋祭(現在の紫熊祭)のステージでお披露目することができました。チアへの情熱に燃え、時に燃え尽きそうになりそうな時も、私は常に仲間に支えられていました。本音でぶつかりあって、一緒に泣いて、たくさん笑いました。大好きな仲間と応援団で出会えたことが、「元気」「勇気」「笑顔」となり、今でも自分を強くしてくれています。私以外のチアリーダーも、仲間との思い出と絆を大切に、それぞれの場所で活躍していると思います。これからはチアリーダー部OBも、先輩方とともに現役の応援団をしっかり支えていきます。

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熊大応援団の復活

          第32代団長 U.HISAYOSHI

 

2003年4月熊本大学に入学したからには自分が熊本大学にいたということを何か残すべきだと考えていたのを覚えています。そう意気込んでいたのと応援団との出会いは偶然でした。  

          (写真)平成17年の熊粋祭りにて⇒
私の入学当時応援団は活動をしておらず8年間部員もいない状態でした。初めて応援団の存在を知ったのは、体育会本部が毎年発刊している新入生向けのサークル紹介冊子でした。応援団のページだけ活動写真も活動内容も記載無く、部員募集中という言葉が入っていたと思います。それを見て応援団をやってみるかと思い、そのまま体育会本部室に一人で出向き、応援団をやろうと思うということを申し出をしたところ、役員の皆さんが非常に興奮されていたのを覚えています。

 

まず、同学部の同級生数人とワンダーフォーゲル部の部員に応援団に入るよう要請しました。ワンダーフォーゲル部へ要請したのは、部室が隣であることと応援団と同じように部員が1回生のみであること、そして存続の危機が共通していたということもあり何かと話をする機会が多かった仲間に感謝しています。


 次に、他大学の応援団の実態を調べていてチアリーダーと共に活動している応援団があることがわかり、同様にチアリーダーも募集することにしました。夏に入るころだったと記憶しています。そこで出会うことができたのが応援団チアリーディング部初代キャプテンKさんでした。彼女等の功績は今の活動状況やこれまでの経歴を見れば一目瞭然かと思います。

 

応援団としての活動について右も左も分からない中でしたが、OBの先輩方に相談したところ仕事が休みの休日に武夫原に来て頂きご指導頂くこととなりました。県外から練習に参加してくださっていた先輩もおりました。応援団復活後初めてのOB総会では応援団のジャージを作りたいことと団旗がボロボロだったので団旗もほしいとお願いをする私の我儘を聞き入れて頂いたのを覚えています。

 

そして1年経ち、後輩獲得に向け勧誘活動を行っていたところ、やる気のある後輩との出会いもあり、漸く応援団としての活動が本格化していくこととなります。以上が応援団復活までの経緯となりますが、私自身苦労や苦悩を感じたことはなく、休日に練習に参加して頂き何かと我儘を聞いて頂いた先輩方、応援団を無くさないよう手探りで活動し、私に繋いで頂いた体育会本部役員の先輩方、支えてくれた同級生達とチアリーディング部を作った同級生達、入団しその後の応援団を作り上げていった後輩の皆さんの情熱があったからこそ今の応援団があると思っております。ありがとう。

 

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みんなに支えられた応援団、チア活動

  チアリーダー部2代 キャプテン M.HARUKA

          
学生時代を振り返ると、やはり一番先に思い浮かぶのは応援団で過ごした日々です。家族よりも長い時間一緒にいて、書きつくせない程いろいろな経験をさせてもらいました。一年生の時、初めてチアを観て、絶対入部しようと決めたのを今でも覚えています。当時は部員も人数が少なく、毎週水曜日にみんなで学食に集まってミーティングしていました。先輩達はいつも優しくて、また同輩は個性派でたまに衝突、おもしろかったです。

  (写真)平成18年の熊粋祭りにて

 
冬合宿では、阿蘇にも行きました。先輩達は、頼もしくておもしろくてかわいい?‥‥なのに、チアや応援団の為にはなりふり構わず頑張るところがとっても素敵でした。同輩達は、今でも大好き、心の友?‥‥きっとあの4人でなかったら乗り越えられなかった事がたくさんありました。そして後輩達、いつも助けてくれてありがとう。応援団リーダー部とともにチアが活動し始め、これからまた新しい形に変わる事があるかもしれませんが、みんなが元気に活動していけるように見守っています。がんばれーー(^_^*)!

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支えていただいた4年間

          第38代団長 Y.GENKI

 

中学、高校とあまり活動的とはいえない生活を送って参りました私にとって、「応援団」なる組織は無骨で厳格であり、到底務まるものではないとの認識でした。しかしながら、当時弓道部(基本的に兼部は不可とされていました)へ入部が決まっていた私に対し、「弓道部長と話をしたい」とまで言ってくださった2つ上の先輩の熱意に負けて入部を決めることとなりました。                        (写真)平成23年のホームカミングディーにて 

その先輩は、ひたむきな応援活動への想い、笑顔と厳しさとのメリハリの利いた指導に加え、キャンプや飲み会といった私的な活動でも数多く誘って頂きました。また、九州応援推進ネットワークという応援団互助組織を介し、他大学の応援団と交流する機会を得たことは、応援合戦のなくなった活動の中でよい刺激を受けました。そして1年経ち、やる気のある後輩との出会いもあり、漸く応援団としての活動が本格化していくこととなります。

 

以上が応援団復活までの経緯となりますが、私自身苦労や苦悩を感じたことはなく、先輩方、体育会本部役員の先輩方、支えてくれた同級生達とチアリーディング部を作った同級生達、入団しその後の応援団を作り上げていった後輩の皆さんの情熱があったからこそ今の応援団があると思っております。

 

また、大学開催のイベントに多々参加させて頂く帰化も増え、関東・関西・本学の同窓会での演技披露や例年のOB会で熊本大学の、そして応援団の多くの先輩方にもお話を伺いました。振り返れば、常に誰かのお世話になっていたことばかり思い出されます。まだまだ未熟者ではありますが、先輩方にいただいたものを後輩たちへと返してゆこうと思います。

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貴重な体験をした応援団生活

            39代 H.NATSUMI

          
大学時代は応援団としての活動の中で、たくさんの貴重な経験を積むことができました。その中でも心に残っていることが2つあります。
1つは、大学近くの介護施設「しょうぶ苑」での演技です。誕生日会のゲストとしてお招き頂き、チアリーディングの演技と、リーダー部と一緒にエールを披露しました。施設の方々に非常に喜んで頂け、演技後には温かい言葉もたくさんかけて頂きました。地域の方々とのふれあいを通じて、応援団としての原点である「人を元気にする」ことを学ぶことができた、とても貴重な体験となりました。

 

2つ目は、熊本のサッカーチーム、ロアッソ熊本の試合前に、スタジアムで演技をさせて頂いたことです。若い層のサポーターを増やすことで、もっと熊本を活性化させていこうという目的のもと、リーダー部と協力し合いながら演技をしました。学内を超えて、他の団体の方々と一緒になり、熊本のために活動できたことは、私たちにとって非常に有難い体験でした。
これからも先輩方が築かれてきた歴史と、これから新たに結ばれていく絆を大切に、一丸となって熊大を、そして熊本を盛り上げていける応援団であり続けることができれば大変嬉しく思います。

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応援団、チアリーダー部で得たもの

          40代 K.AYANO

 

この伝統ある部活に出会い、たくさんの経験をさせていただきました。その中でも、やはり素敵な仲間と出会えたことが何よりもうれしいです。コーチ、先輩、後輩とのつながりも強く、お互いに尊敬し合う関係でした。同期の仲間は、何でも言い合える仲で、家族と同じくらい大切です。苦しい時も楽しい時も、ずっと同じ時間を過ごしてきたからこその絆があります。3年時にサプライズでもらったアルバムは一生の宝物です。そのアルバムを作ってくれていた時間や思いを考えると、本当に感謝の気持ちしかありません

 

私たちの代が3年生の時に、チア部は創立10周年を迎えました。そして今年、応援団が50周年です。初代の方々の思い、それを引き継いでいった多くの先輩方、そんな歴史ある伝統の中に、少しでも携えたことに感謝しています。 これからも熊本大学応援団が多くの人の心の支えとなり、みなさんを笑顔にしていけるように、伝統を守っていきたいと思います。

 

また、大学開催のイベントに多々参加させて頂く帰化も増え、関東・関西・本学の同窓会での演技披露や例年のOB会で熊本大学の、そして応援団の多くの先輩方にもお話を伺いました。振り返れば、常に誰かのお世話になっていたことばかり思い出されます。まだまだ未熟者ではありますが、先輩方にいただいたものを後輩たちへと返してゆこうと思います。

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